学長あいさつ


学長2019

 

 尚絅大学(昭和50年開学)および尚絅大学短期大学部(昭和27年熊本女子短期大学として開学)を設置する尚絅学園は、明治21年(1888年)佐々友房とその同志により創設された濟々黌附属女学校にさかのぼります。その3年後には独立して尚絅女学校と改称され、以来130年余の長きにわたり、女性の高等教育機関として着実な歩みを続けてきました。現在は、中学・高等学校、大学および短期大学部、短期大学部附属こども園を擁する熊本県唯一の女子総合学園に発展し、あまたの卒業生が社会のさまざまの分野で活躍しています。

尚絅大学・尚絅大学短期大学部は、建学の精神に基づき、「智と徳とを兼備し、生涯にわたって研鑽を重ね、人間性を尊重し社会に貢献できる女性の育成」を目的としています。この建学の精神は当時の社会風潮の中で、高等教育を受けたくても受けることができなかった多くの女性に希望の光を与えたことでしょう。特に「生涯にわたって研鑽を重ね」とは、社会人になってからも勉強を続けていくという意味です。

大学卒業後、実社会においては、世の中の仕組みの複雑さに戸惑い、自分とは異なる多様な価値観を持った人々との出会いもあります。その中で「生涯にわたって研鑽を重ねる」ことのできる「一人の人間」として、学生時代に学問研究の基礎を培ってもらいたいと願っています。これはもはや「女性」だけに限った教育理念ではありません。本学は女子大ではありますが、「女性」だけに該当する教育を行うのではなく、「人間」として、地域社会に貢献できる、学識と教育を兼ね備えた「魅力ある人間」の育成を目指します。この精神をもとに、平成30年度には文化言語学部を改組転換して現代文化学部文化コミュニケーション学科を設置しました。

現代文化学部では文芸文化の領域に加えて、新たに情報メディア文化、日本・東アジア社会文化、観光文化の領域で教育・研究を行います。

尚絅地域連携推進センター、尚絅子育て研究センター、尚絅食育研究センターにおいては、研究成果を広く社会に発信するとともに学外の諸機関との連携を推進し、地域社会への貢献を推進しています。また、尚絅ボランティア支援センターでは、学生のボランティア活動を支援することを通じて、社会に貢献できる人材の育成に努めています。

私たち尚絅大学および尚絅大学短期大学部の教職員は本学の教育目的に沿って、学修支援センター、就職・進路支援センターでは、学生の学修支援あるいは就職支援を行っています。本学に入学し、誇りをもって卒業していく学生を育てていく所存です


平成31年4月1日
尚絅大学学長 大熊 薫